夫婦が育休をとる「ペア休」
我慢は美徳じゃない
女だったら
「結婚して名字が変わるのは当たり前」「子供を産んでキャリアが途絶えるのは当たり前」「夫の転勤先について行くために仕事を辞めるのが当たり前」
あまりにも理不尽な「当たり前」に腹が立ち、母に相談すると、寄り添う姿勢を見せつつ「昔よりはよくなったんだよ」と慰めの言葉をかけられました。
結婚して子供が生まれたら仕事を辞めるのは母親。家事をして、育児をして、夫が偉そうな態度を取っても口答えできない。義両親から嫌なことを言われても「嫁」だから黙って従う。夫が嫌になっても経済的な不安があり離婚に踏み切れない…
女性たちが今まで重ねてきた我慢の連続こそが、女性差別を後世に残してしまった一因だと、その時にふと気付きました。
そして自分自身も今同じ立場に立っていて、私たちの選択が女性差別のバトンを、次の世代に渡すか渡さないかが決めるのだと。
女だから、妻だから、母だから…
そんな合理性に欠ける「当たり前」に対して、我慢を繰り返していたら、次世代の女性も同じような苦しみを味わい続けることになります。
差別のバトンを渡さないために
私は我慢をしないと決めました。
我慢は美徳じゃないです。
理不尽な「当たり前」に対して我慢せずに
NOと言ってみませんか。
男性の「産後うつ」はあるのか?
「男性の産後うつ」
この言葉を目にした瞬間
違和感しかなかった。
出産するのは母親だ。
産まない父親に「産後」は存在しないはずだから。
加えて、嫌な気持になった。
女性の産後うつでさえ、いまだに世の中に理解されていない。
支援体制も整っていない中で、産まない男性が「産後うつ」という言葉を
女性と同じように使うことに。
"Paternal Perinatal Depression"の文献を
「父親の産後うつ」と訳すことはあまりに配慮に欠けていると感じる。
産むのは女性なのだ。
私は
「父親の育児うつ」「子供の出生前後におけるうつ」
などに変更されることを期待したい。
父親の産前・産後のうつの実態とその支援 | 2021年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
父親の産後うつ パパだって、つらいんです | NHK政治マガジン