GOTO RINA (初心者フェミニスト)

「女に生まれたくなかった」を次世代に引き継がない

夫婦が育休をとる「ペア休」

育児は夫婦二人でするもの。
その役割分担が性別によって決められるべきではない。
 
 
しかし、日本人男性の育休取得率はたったの7.48%。加えて世界的に見ても異常な長時間労働。女性が働くことが当たり前になっている現在、未だに「育児は女性が担うもの」というイメージがはびこっています。ジェンダーギャップが激しい日本で「母親だけが育休取得し、育児をすべき」という価値観を覆したいと思い、「ペア休」の運営に参加しました。
ぜひ動画を見ていただきたいです。
 
 
動画では、育休取得を迷っている男性が、取りづらい雰囲気を感じ、育休取得しなかったストーリーが描かれています。夫が育休を取らず、ワンオペで、乳児の3時間サイクルに対応し、産後の体調不良、産後うつなどで限界を迎えた妻のシーンは、出産・育児を経験していない方にも伝わるものがあると思います。
 
 
性別に囚われている日本社会は古臭く、多様性とは程遠い。
多様性を掲げている企業は、今すぐに男性の育休取得推進をしてほしいです。女性活躍だけ推進しても変わらないのですから。
 
  

 

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我慢は美徳じゃない

女だったら

「結婚して名字が変わるのは当たり前」「子供を産んでキャリアが途絶えるのは当たり前」「夫の転勤先について行くために仕事を辞めるのが当たり前」

 

あまりにも理不尽な「当たり前」に腹が立ち、母に相談すると、寄り添う姿勢を見せつつ「昔よりはよくなったんだよ」と慰めの言葉をかけられました。

 

結婚して子供が生まれたら仕事を辞めるのは母親。家事をして、育児をして、夫が偉そうな態度を取っても口答えできない。義両親から嫌なことを言われても「嫁」だから黙って従う。夫が嫌になっても経済的な不安があり離婚に踏み切れない…

 

 

 

女性たちが今まで重ねてきた我慢の連続こそが、女性差別を後世に残してしまった一因だと、その時にふと気付きました。

 

そして自分自身も今同じ立場に立っていて、私たちの選択が女性差別のバトンを、次の世代に渡すか渡さないかが決めるのだと。

 

女だから、妻だから、母だから…

そんな合理性に欠ける「当たり前」に対して、我慢を繰り返していたら、次世代の女性も同じような苦しみを味わい続けることになります。

 

 

差別のバトンを渡さないために

私は我慢をしないと決めました。

 

我慢は美徳じゃないです。

理不尽な「当たり前」に対して我慢せずに

NOと言ってみませんか。

 

 

 

男性の「産後うつ」はあるのか?

「男性の産後うつ

 

この言葉を目にした瞬間

違和感しかなかった。

 

出産するのは母親だ。

産まない父親に「産後」は存在しないはずだから。

 

加えて、嫌な気持になった。

女性の産後うつでさえ、いまだに世の中に理解されていない。

支援体制も整っていない中で、産まない男性が「産後うつ」という言葉を

女性と同じように使うことに。

 

"Paternal Perinatal Depression"の文献を

「父親の産後うつ」と訳すことはあまりに配慮に欠けていると感じる。

 

 

産むのは女性なのだ。

 

 

私は

「父親の育児うつ」「子供の出生前後におけるうつ」

などに変更されることを期待したい。

 

 

 

父親の産前・産後のうつの実態とその支援 | 2021年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

父親の産後うつ パパだって、つらいんです | NHK政治マガジン